2.11. i-FILTER Proxy版(Linux版)の設定

  i-FILTERのインストールは終了しているものとします。

注釈

  • SSL可視化ゾーン(ここではi-FILTER Proxy版)では、HTTPトラフィックは暗号化されておりませんので、第三者からのアクセスを避ける必要があります。そこで、SSLOでは、Auto Manage Addresses(RFC2544に定められているインターナル用アドレス、198.19.x.y/19)をセキュリティ機器に利用頂くことを推奨しております。
  • 上記推奨設定を採用できる場合、i-FILTER用のサーバ構築時にこのアドレス帯を割り当てて下さい。

2.11.1. SSLO連携の設定

  1. conf/ifilter.confに以下のパラメータを追加します。

    proxy_header_rewrite_protocol_enable = on
    

2.11.2. ユーザ認証の設定

  1. システム/ユーザ認証/基本設定 を選択します。


  2. 基本設定ユーザ認証方式 において SNOOP認証 を選択します。

    ../../_images/mod11-14.png

  3. ICAP認証設定SNOOP認証ユーザ参照 において、有効にする をチェックします。

    ../../_images/mod11-21.png

  4. 右上の 保存 ボタンを押します。

    ../../_images/mod11-31.png

  5. 次に、システム/ユーザ認証/LDAPサーバ設定 を選択します。本ガイドでは認証ユーザ情報をADサーバから取り込むため、以下のように設定し、保存 ボタンを押します。

    ../../_images/mod11-41.png

    項目 設定例
    アドレス:ポート番号 ご利用のAD情報を登録
    BIND BIND有効
    BIND DN ご利用の管理者BIND DN情報を登録 | 設定例:cn=Administrator,cn=Users,dc=f5jplab,dc=local
    BINDパスワード ご利用のドメイン管理者のパスワードを登録
    Search Base ご利用のドメイン情報を登録 | 設定例:dc=f5jplab,dc=local
    Search Filter (sAMAccountName=%1)

2.11.3. グループポリシーの作成、ユーザ情報の取り込み

  1. グループ/基本モード/モード設定 において、追加 ボタンを押します。

    ../../_images/mod11-51.png

  2. グループ名 を分かりやすいグループ名に変更します。

    ../../_images/mod11-61.png

  3. ユーザ タブにおいて、追加 ボタンをクリックします。

    ../../_images/mod11-71.png

  4. 認証ユーザ参照 を選択します。

    ../../_images/mod11-81.png

  5. 検索しやすい検索条件を設定し、ADから取り込みたい ユーザ名 を追加します。

    ../../_images/mod11-91.png

  6. Webサービス タブを選択し、制御したいサービスを選択し、ユーザに利用不許可とする機能に対し、ブロック を選択します。(注:下記イメージはあくまでも一例です。)

    ../../_images/mod11-101.png

  7. 個別リスト タブを選択し、個別ブロックしたいURL/URIを追加し、右上の 保存 ボタンを押します。(注:下記イメージはあくまでも検証目的で設定した内容です。)

    ../../_images/mod11-111.png

2.11.4. ヘッダーコントローラの設定

  1. iRuleで挿入したX-Forwarded-For(クライアントIPアドレス)をi-FILTERログに出力するための設定を行います。


  2. /システム/ヘッダーコントローラ を選択します。


  3. 以下のように、設定します。

    ../../_images/mod11-121.png

2.11.5. ブロック画面のタイトル画像連携設定

  1. システム/システムパラメーター/動作設定 において、仮想ホスト名設定コンテンツ転送 の値を、で設定したSSLOのInterception RuleのDestination AddressのIPアドレスに変更します。

    ../../_images/mod11-131.png

  2. HTTPS接続の場合、SSLOを通すとブロック画面のタイトル画像が表示されません。回避方法例は1.13で説明します。


  3. ここでは、簡易的にブロック画面中にタイトル画像を表示せず、システム/デフォルト画面/ブロック画面 において、タイトル画像を 表示しない を選択し、保存 ボタンを押します。必要に応じて、メッセージも変更します。

    ../../_images/mod11-141.png

注釈

  • 必要に応じて、Connection: keep-aliveを有効にしてください。
  • i-FILTER製品の詳細に関しては、メーカーにお問い合わせください。